終戦記念日
オリンピックの報道ばかりだが、今日は終戦記念日なので、以前から書こうと思っていたことを今日書いてみる。
昨年、「人間爆弾と呼ばれて」という本を読んだ。
近所の図書館でその本を見かけ、前書きを読み、かなりのショックを受けた。
分厚い本で、時間をかけて読んだ。
前半が桜花特攻隊印の手記、後半が隊員のアンケートが収められている。
そのアンケートも、ほぼ全てに目を通した。
借りた本で、今は手元にないので、前書きを「today 'es eys」さんのブログより引用
この本の後半のアンケートで、「印象に残っている人物は?」という問いに対して、今あるお寺の住職をやられている方が、Ray "Hap" Halloran という元米兵を挙げておられた。today'es eys: ●「証言・桜花特攻/人間爆弾と呼ばれて」を読む
靖国神社境内に開花宣言を測定する「標準木」というものがあるが、実はこれは「神雷桜」と呼ばれて
おり、タイトルの人間爆弾となった航空特攻専門部隊、第721海軍航空隊の戦友会によって戦後靖国
神社に奉納されたものなのだ。昭和20年5月29日のことで各紙には1面トップで「神雷部隊の特攻
攻撃」として新聞に大々的に報じられた。桜花はどのような仕組みだったかと言えば、戦闘機などの下
に親子式に懸架され目標地点まで行くと、そこに人間が一人乗り移り親機から切り放される。そして敵
戦艦の地点まで滑空した後、ロケットを最大27秒間噴射して接近し800キロ爆弾もろとも体当たり
するというものだった。神風特攻は人間が運転することができたが、こちらの桜花は爆弾をくりぬいた
乗り物で乗り込んだらもう逃げることは考えられない。
この人物のことが何故かとても気になり、ネットで調べてみた。
Purple Heart Medal - 名誉負傷勲章 - 捕虜になったB-29クルー
1945年1月27日。日本本土空襲作戦に就いていた1機のB-29 「Rover Boys Express」 が撃墜された。そ
の機のクルー「Ray "Hap" Halloran」はパラシュートで脱出。それを見た地元市民は彼のパラシュート
を追跡し、彼を捕らえた。市民達はレイを激しく棒で打ち据え、石を投げつけ彼を痛めつけた。やがて
憲兵隊が到着すると、憲兵はレイが気絶するまで殴り続け、ボロきれのようになった彼を捕虜収容所へ
と引き連れて行ったのだった。
.....
処刑の宣告を下されてから数日後。私は目隠しをされ両手を縛られ、トラックに乗せられた。東京動物
園でおろされた私は虎の檻に入れられ、市民達の前に引きずり出された。私の檻を取り囲んだ市民達に
向かい、憲兵が叫ぶ。「見よ、B-29とて恐れることは無いのだ。奴等は超人ではない。こんなにも哀れ
なのだ」檻の中で痩せ細り、血と泥にまみれた私に侮蔑の視線が注がれる。私に出来た事は、勇気を振
り絞って彼等を睨み返す事だけだった。
その後、上野動物園でも同じように人々の前で晒された私は他のB-29のクルー達と合流した。我々捕虜
の一団は東京湾の小島にあるオオモリ捕虜収容所へと移送された。ここが私の処刑場となるのだろう。
かつて日本という国は、とんでもない国だった。
「桜花」のような非人道的な兵器を実際に作り出した。
また、敵兵の捕虜を動物園でさらし者にするなど、やりきれない気持ちになった。
東京大空襲や各地方都市での空襲、原爆で、一般の国民も多数犠牲になっている訳ではあるが。
歴史は繰り返すと言うが、こんな愚かな戦争は、絶対に繰り返してはいけない。