林信行さんのお話を聴いてきた
この3連休の初日、アップルストア銀座で nobi さんこと林信行さんのお話が聴けるというので、行ってきた。
アップルストア銀座で「Office 2008 for Mac」イベント
10月6日のアップルストア銀座で、ライター林信行氏とマイクロソフトの仲尾毅氏が、AppleとMicrosoftの関係を振り返る。明日10月6日の午後3時から5時まで、アップルストア銀座店のスペシャルイベントとして、ITジャーナリストの林信行氏が、マイクロソフトの仲尾毅氏と対談を行う。 このイベントは、林氏がマイクロソフトのmactopiaで執筆しているコラム「Apple’s Eye」の200回記念として行われるもの。
一般企業のサイトでは、競合となる他社製品の話題ばかりを載せているなんてことは絶対あり得ないので、Microsoftの懐の深さには関心させられる。
当日のイベントの様子は、「風街ログ」
Apple’s Eye読者イベント&Office2008デモ 前編
Apple’s Eye読者イベント&Office2008デモ 後編
に詳しくレポートされている。
「Apple's Eye」とういうコラムは1999年に始まったとのことだが、元々はMacユーザでなかったので、このコラムの存在を知ったのは、2年くらい前のことであった。
それ以来このコラムを読んおり、毎回とてもよい刺激を受けている。
「Apple's Eye」で印象に残っている記事は、次の記事である。
http://www.microsoft.com/japan/mac/column/contents/159.mspx
質実剛健な人の中には、Mac OS X の「過剰な演出」は「まったくの無駄」と言い切る人もいるが、あの演出で気持ちよく仕事にノることができるのであれば、決して無駄ではないと私は思う。
Mac による、ユーザーをうまくノセる (調子を出させる) マジックの第 2 の秘密は、大きな柔軟性を持たせつつ、最終形を提示する手法にあると思う。
http://www.microsoft.com/japan/mac/column/contents/189.mspx
たとえば「ハイコンセプト」のピンク氏はこのようにも語っている。
「論理的でありながらも、美しさや遊びといった、論理では説明しきれない世界を理解できる人。」
私は、もうかれこれ20年コンピュータにかかわる仕事をしている。
企業のコンピュータシステムとは、生産性を向上されることのみに利用する道具であり、美しさや遊びといった要素は微塵も含まれなかった。
パソコンが企業内に入ってきた後も、この状況は同じで、ひたすら効率化のみが求められた。
効率化に関係ないものは、徹底的な排除された。
企業によっては、情報システム部が決めたソフトウェア以外はインストール禁止で、ディスクトップの壁紙を個人が自由に設定することすら、Windowsシステムのポリシーで禁止されている。
一日中、機械的にデータ入力のみを行っている職種ならそのような徹底的に無駄を排除したパソコンでよいのかも知れないが。
「Apple's Eye」は、コンピュータやソフトウェアとはどういう存在であるべきかを、改めて考えるきっかけを私に与えてくれたコラムであった。
林さんは、当日「仕様のパソコン 思想のパソコン」という話を少しされていた。
詳しくは「仕様のパソコン 思想のパソコン」で検索してくださいとのこと。
WindowsとMacとの単純な比較ということだけではなく、物づくりに関わっている人にとって、これはとても示唆に富んだ内容である。
nobiさん、連載200回おめでとうございます。これからも、楽しい記事を期待しております。
Comments
iPhoneやiPod touchで勢いよくスクロールして指を止めると画面がちょっと戻ったりしますが、そういうところにAppleの思想やコンセプトを感じますね。