創造とは、複雑なものをシンプルにすること
先週の火曜日、銀座のアップル・ストアで、ガー・レイノルズさんのプレゼンテーションを観てきた。
ガー・レイノルズさんは、”Presentation Zen"というサイトをやられている方。「Presentation Zen」アプローチによるKeynoteプレゼンテーション
関 西外国語大学でプレゼンテーション講座を担当するデザイナーのGarr Reynolds氏が、著書「Presentation Zen」で解説した方法論をもとにKeynoteプレゼンテーションを披露します。ストックフォトの活用法なども併せて解説。プレゼン名人とも呼ばれる彼 の情熱的なプレゼンテーションをお見逃しなく。 (Made on a Mac)
このサイトの存在は以前から知っていたが、”Presentation Zen"のZenは、日本の「禅」のことだと今回知った。
今まで色々なプレゼンを観てきたが、生で観たプレゼンで最もすばらしかったプレゼンは、今回のプレゼンだと思う。
プレゼンの美しさは感動的ですらあった。美しいばかりでなく、本題であるプレゼン資料を作成し実際にプレゼンを行ううえで役立つTipsが満載であった。プレゼンスライドを作成する上で最も重要なことは、”Keep it Simple”だとのこと。
プレゼンで用意するスライドの、良い例と悪い例も具体的に示された。
プレゼンの良し悪しは、使うツールは関係ないとしながらも、「PowerPointによる死(Death by PowerPoint)」という話は興味深かった。一枚のスライドにあれやこれや情報を詰め込むのは、聴衆の眠気を誘うだけだとのこと。スライドはシンプルであるほど良い。
悪しき例の代表としてあげられたのは、ビル・ゲイツらマイクロソフトの経営陣が行うプレゼンテーション=「マイクロソフト・メソッド」であった。
マイクロソフト・メソッドと、スティーブ・ジョブズのプレゼン(スティーブ・ジョブズ・メソッド)の比較が面白かった。
まず、スティーブ・ジョブズのシンプルなプレゼンのスライドや動画(WWDCやMacworldの基調講演など)が紹介され、その後でビル・ゲイツのごちゃごちゃしたプレゼンの写真や、奇声を発するバルマーの動画が紹介された。会場は大爆笑だった。
以下写真は、Presentation Zenより引用。
ふたりのプレゼンスタイルから受ける印象の差異は、両社の製品コンセプトにも色濃く現れている点が興味深い。
色々な刺激を受けた夜だあった。特に印象に残ったのは、次の言葉だ。
"Anyone can make the simple complicated. Creativity is making the complicated simple." (Charles Mingus)
「単純なことを複雑にすることは誰でもできる。 創造とは、複雑なものをシンプルにすることだ。」 (チャールズ・ミンガス)
当日の様子が、Flickrにアップされていた。スライドショーで見ることができる。
【Presentation Zen内の関連記事】
- Jazz and the art of connecting (チャールズ・ミンガスの名言が紹介されている)
- Gates, Jobs, & the Zen aesthetic (ゲイツとジョブズのプレゼンスタイルの比較)
- PowerPoint printouts used for communicating battle plans? (「PowerPointによる死」へのリンクあり)
- Presentation Tips



Comments
うはははは、ビル、だめじゃん。
でも昔、日本でやったプレゼンにビルの手書きで修正がガシガシ書かれてるのを持ってるのはヒミツ。これって全然価値出そうにないなぁ。
ちなみに、Death by PowerPoint、日本語では「パーポ地獄」と言います。(どこで?)
>ノーベル賞平和賞
..... (・ω・)フーン ...... あ、寄付してるから?